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PCメモ
PC関係のメモ、気付いたこと。 simhとChromium OSをいじって遊んでいます。 Chromium OSのカスタムビルドを配布しています。(http://chromiumosde.gozaru.jp) twitter: @zui22904336 PGP fingerprint: 45FC 0E47 A68A FA06 02FE 2BEF B72C C6E6 F9FF 1C19
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2024/04/29 (Mon) 09:39
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2014/03/11 (Tue) 22:53
以前こちらこちらの記事でsimhで動くUNIX V7とホストOSのLinuxでUUCPで通信できるように設定してみましたが、UUCPの設定をしていれば、メールの送受信もできるはず、ということで試してみました。

Linux側のMTA(postfix)の設定はCentOSインストール時のままで何も変えていません。

手順は簡単で、まずUNIX V7側で以下のコマンドを実行します。
(今回はrootユーザで試してみました)

unixv7# mail centos6!user
uucp mail test
(Ctrl+D)
unixv7#

mailコマンドの引数で、アドレスとしてcentos6のユーザーuserあてにメールを送るように指示しています。
それからLinux側で以下のコマンドを実行します。以前も書きましたがUNIX V7は着信専用なのでLinux側からつなぎに行っています。

linux$ uucico -S unixv7

uulogコマンドでLinux側のUUCPログを見ると以下のように出力されていました。

uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:42.19 7622) Calling system unixv7 (port TCP)
uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:42.73 7622) Login successful
uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:42.91 7622) Handshake successful (protocol 'g' sending packet/window 64/3 receiving 64/7)
uucico unixv7 root (2014-03-11 22:10:43.06 7622) Receiving D.centos6B0008
uucico unixv7 root (2014-03-11 22:10:43.25 7622) Receiving X.mynameX0006
uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:43.34 7622) Protocol 'g' packets: sent 7, resent 0, received 10
uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:43.40 7622) Call complete (1 seconds 139 bytes 139 bps)
uuxqt unixv7 root (2014-03-11 22:10:44.41 7627) Executing X.mynameX0006 (rmail user)

メールは以下のような内容でちゃんと届きました。

Message 56:
From root@where.localdomain  Tue Mar 11 22:10:44 2014
Return-Path: <root@where.localdomain>
X-Original-To: user
Delivered-To: user@centos6.localdomain
Date: Tue, 11 Mar 2014 22:10:44 +0900 (JST)
From: root@where.localdomain (uucp)
To: undisclosed-recipients:;
Status: R

uucp mail test



ちゃんとPostfixの設定をしていないのでいろいろ怪しいですが、一応届きましたね。
ちゃんと設定すればUNIX V7からLinux経由で外の世界にメールを送ることもできるんでしょうね。ちょっとおもしろそうです。気が向いたらやってみるかもしれません。

UNIX V7のmailコマンドのソースを見ると、宛先に"!"が含まれているとuuxコマンドを使ってリモートサイトのrmailコマンドを起動してメールを送信するようになっています。該当箇所のソースを抜粋するとこんな感じです。

sendrmt(n, name)
char *name;
{
(略)
        if (local)
                sprintf(cmd, "mail %s", rsys);
        else {
                if (index(name+1, '!'))
                        sprintf(cmd, "uux - %s!rmail \\(%s\\)", rsys, name+1);
                else
                        sprintf(cmd, "uux - %s!rmail %s", rsys, name+1);
        }


で、よくわからないのが、

  UNIX V7にはmailコマンドはあるがrmailコマンドが存在しない、

ということです。 UNIX V7どうしでメールをやり取りしていた時は一体どうなっていたんでしょうか。

Linuxでman rmailを実行すると、以下の記述があります。

歴史
   rmail プログラムは 4.2BSD から登場しました。 

4.2BSDがリリースされたのはWikiによると1983年だそうです。
一方、UNIX V7のmail.cのファイル日付は1979年になっています。

う~ん、よくわかりませんね。。。


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