2015/12/03 (Thu) 22:20
12/1にGoogle GroupのChromium-devグループに以下のタイトルで投稿がありました。
Updates to Google Chrome Linux support
これによると、来年3月で32bit版Linux用Chromeブラウザの更新を止めるとのことです。 一部で報道もされているようですし、twitterにもツイートがかなり流れてきています。
前回のChromeのWindows XPサポート停止の件はGoogleのChrome Blogでアナウンスされていましたが、今回の話はChromium-devグループの投稿がソースなので、まだ正式発表というわけではないのかもしれません。ただ、Chromiumの開発メンバーが実名でデタラメを流すとも思えないので信ぴょう性は高いのでしょう、きっと。
この件は、配布しているChromium OS カスタムビルドの観点からは、
来年3月以降Flashが事実上使えなくなるかもしれない
という非常に大きな問題につながるのでちょっと洒落になりません。
上記URLのスレッドには、
If so, that'll certainly change when we stop offering the 32-bit download, 〜
という記述もあるので、来年3月以降すぐかしばらくしてかはわかりませんが、更新が止まるだけでなく最終リリースのパッケージもいずれ削除されてダウンロードできなくなると思われます。
今のカスタムビルドはPentium M対応のこともあって32bit版でリリースしており、Flashのインストールをこの今問題になっている32bit版Linux用Chromeブラウザのパッケージを使って行っています。
なので、Googleが提供をやめればカスタムビルドのFlash対応もそこで打ち止めとなります。
Chromium開発チームはChromiumブラウザは来年3月以降も32bit Linux向けにビルドできるようにするからそっちを使えと言っていますが問題なのはそこじゃなくてFlashなのです。これがどうなるか正確な情報はありませんが、普通に考えれば同時に提供中止となるというのが自然な流れでしょう。
現状カスタムビルドではアップデートの際にFlashが消えてしまう仕様になっています。
これはFlashはしょっちゅうセキュリティアップデートがあるのでChromium OSのアップデートのタイミングで半ば強制的にFlashも入れ替えてもらい、最新に状態を保ってもらう、という意図もありました。
ただ、これはあくまでもChromeが継続的にリリースされていることが前提です。Chromeのリリースが止まるならこういう仕様ではさすがに問題があります。Chromeのリリース終了後にChromium OSをアップデートしたらFlashが消えてしまいもう二度と入手できません、ではさすがに怒られてしまいます。
なので、FlashについてはChromium OSのアップデート後も継続して以前のものが使えるように変更しようと思います(更新ももちろんできます。3月までですがw)。ただ、今リリース準備しているR47-7520.55にはさすがに間に合いませんのでもう1つか2つ先のアップデートででも直そうかと思います。ただ、あのしょっちゅうセキュリティアップデートしているFlashを更新なしで延々と使い続けることになるので正直現実的とは思えません。ないよりマシ(ほんとか?)というだけです。
また、来年3月以降にこのカスタムビルドに出会う人がいれば、その人には救う手段はありません。
この問題はUbuntuやDebianなどの32bit版でも起きるはずです。
これらのディストリビューションではpepperflashplugin-nonfreeというパッケージでChromiumブラウザにFlashプラグインを導入できるようにしていますが、中でやっていることは上で書いたカスタムビルドのケースと同じで、ChromeのパッケージからFlashプラグインを引っこ抜いてChromiumで使えるようにする、ということなので、こちらも今のままではChromeの提供終了と同時におわります。
これらの救済のためにもPepper Flashプラグインだけで単体リリースしてくれればいいんですが。
もしそうなれば、いまmp3対応でやっているのと同じような方法で、カスタムビルドでもFlash対応を継続できる可能性が残るんですが。。。
ちなみに、Chromebookのx86版は調べた限りでは2011年7月に出たAcer AC700が最後のようで、これのEOLが来年の7月になります。こいつのアップデートペイロードをダウンロードしてそこから引っこ抜けば7月まではFlashつかえるかもしれませんw。でもそのためにはAC700の実機から公開鍵をとってこないとダメでしょうから実機をデベロッパーモードにしてそこから引っこ抜いたほうが早かったりします。まあ、仮にペイロードから抜けたとしてもそんなスクリプトを配ったりしたら怒られちゃいますがw。
とにかく,そこでLinux系列の32bit版Pepper Flashは絶滅ということになるのかな。そのうちGoogleから正式にアナウンスあるでしょうし、様子を見守ろうと思います。
Updates to Google Chrome Linux support
これによると、来年3月で32bit版Linux用Chromeブラウザの更新を止めるとのことです。 一部で報道もされているようですし、twitterにもツイートがかなり流れてきています。
前回のChromeのWindows XPサポート停止の件はGoogleのChrome Blogでアナウンスされていましたが、今回の話はChromium-devグループの投稿がソースなので、まだ正式発表というわけではないのかもしれません。ただ、Chromiumの開発メンバーが実名でデタラメを流すとも思えないので信ぴょう性は高いのでしょう、きっと。
この件は、配布しているChromium OS カスタムビルドの観点からは、
来年3月以降Flashが事実上使えなくなるかもしれない
という非常に大きな問題につながるのでちょっと洒落になりません。
上記URLのスレッドには、
If so, that'll certainly change when we stop offering the 32-bit download, 〜
という記述もあるので、来年3月以降すぐかしばらくしてかはわかりませんが、更新が止まるだけでなく最終リリースのパッケージもいずれ削除されてダウンロードできなくなると思われます。
今のカスタムビルドはPentium M対応のこともあって32bit版でリリースしており、Flashのインストールをこの今問題になっている32bit版Linux用Chromeブラウザのパッケージを使って行っています。
なので、Googleが提供をやめればカスタムビルドのFlash対応もそこで打ち止めとなります。
Chromium開発チームはChromiumブラウザは来年3月以降も32bit Linux向けにビルドできるようにするからそっちを使えと言っていますが問題なのはそこじゃなくてFlashなのです。これがどうなるか正確な情報はありませんが、普通に考えれば同時に提供中止となるというのが自然な流れでしょう。
現状カスタムビルドではアップデートの際にFlashが消えてしまう仕様になっています。
これはFlashはしょっちゅうセキュリティアップデートがあるのでChromium OSのアップデートのタイミングで半ば強制的にFlashも入れ替えてもらい、最新に状態を保ってもらう、という意図もありました。
ただ、これはあくまでもChromeが継続的にリリースされていることが前提です。Chromeのリリースが止まるならこういう仕様ではさすがに問題があります。Chromeのリリース終了後にChromium OSをアップデートしたらFlashが消えてしまいもう二度と入手できません、ではさすがに怒られてしまいます。
なので、FlashについてはChromium OSのアップデート後も継続して以前のものが使えるように変更しようと思います(更新ももちろんできます。3月までですがw)。ただ、今リリース準備しているR47-7520.55にはさすがに間に合いませんのでもう1つか2つ先のアップデートででも直そうかと思います。ただ、あのしょっちゅうセキュリティアップデートしているFlashを更新なしで延々と使い続けることになるので正直現実的とは思えません。ないよりマシ(ほんとか?)というだけです。
また、来年3月以降にこのカスタムビルドに出会う人がいれば、その人には救う手段はありません。
この問題はUbuntuやDebianなどの32bit版でも起きるはずです。
これらのディストリビューションではpepperflashplugin-nonfreeというパッケージでChromiumブラウザにFlashプラグインを導入できるようにしていますが、中でやっていることは上で書いたカスタムビルドのケースと同じで、ChromeのパッケージからFlashプラグインを引っこ抜いてChromiumで使えるようにする、ということなので、こちらも今のままではChromeの提供終了と同時におわります。
これらの救済のためにもPepper Flashプラグインだけで単体リリースしてくれればいいんですが。
もしそうなれば、いまmp3対応でやっているのと同じような方法で、カスタムビルドでもFlash対応を継続できる可能性が残るんですが。。。
ちなみに、Chromebookのx86版は調べた限りでは2011年7月に出たAcer AC700が最後のようで、これのEOLが来年の7月になります。こいつのアップデートペイロードをダウンロードしてそこから引っこ抜けば7月まではFlashつかえるかもしれませんw。でもそのためにはAC700の実機から公開鍵をとってこないとダメでしょうから実機をデベロッパーモードにしてそこから引っこ抜いたほうが早かったりします。まあ、仮にペイロードから抜けたとしてもそんなスクリプトを配ったりしたら怒られちゃいますがw。
とにかく,そこでLinux系列の32bit版Pepper Flashは絶滅ということになるのかな。そのうちGoogleから正式にアナウンスあるでしょうし、様子を見守ろうと思います。
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