2014/02/16 (Sun) 10:08
今回はsimhのインストールをしてみようと思います。
simhはLinuxやWindows上で動作する、PDP-11などの大昔のコンピュータのエミュレータで、”The Computer History Simulation Project"で作成されています。 これを使うことで黎明期のUNIXやミニコン用OSを動かすことができます。
今から2年ぐらい前にちょっと触ったことがあり作った環境がすでにあるのですが、かなり忘れているので、またインストールからやり直してみようと思います。
今回はCentOS6.4上に環境を作ります。
Simhでネットワークを使えるようにするためにはlibpcapが必要です。まだインストールされていないならインストールします。
どうもDebian系だとパッケージがあるようなのですが、CentOSにはないようなのでソースコードを入手してビルドします。ソースコードをダウンロードして適当なディレクトリに展開します。
展開が終わったらmakeします。このとき、ネットワークサポートを有効にするには"USE_NETWORK=1"オプションをつけてmakeを実行します。
バイナリはBINディレクトリにできています。ためしにPDP-11のエミュレータを起動してみます。
Simhのプロンプトが出ました。とりあえず動くようです。quitで終了させます。
次からはこのPDP-11エミュレータを使ってVersion7 Unixを動かしてみます。
[関連記事]
ランキングに参加してみました。クリックしていただければ嬉しいです。
simhはLinuxやWindows上で動作する、PDP-11などの大昔のコンピュータのエミュレータで、”The Computer History Simulation Project"で作成されています。 これを使うことで黎明期のUNIXやミニコン用OSを動かすことができます。
今から2年ぐらい前にちょっと触ったことがあり作った環境がすでにあるのですが、かなり忘れているので、またインストールからやり直してみようと思います。
今回はCentOS6.4上に環境を作ります。
準備作業
Simhでネットワークを使えるようにするためにはlibpcapが必要です。まだインストールされていないならインストールします。
$ sudo yum -y install libpcap-devel
Simhのダウンロード
どうもDebian系だとパッケージがあるようなのですが、CentOSにはないようなのでソースコードを入手してビルドします。ソースコードをダウンロードして適当なディレクトリに展開します。
$ mkdir simh $ cd simh $ wget http://simh.trailing-edge.com/sources/simhv39-0.zip $ unzip simhv39-0.zip
Simhのビルド
展開が終わったらmakeします。このとき、ネットワークサポートを有効にするには"USE_NETWORK=1"オプションをつけてmakeを実行します。
$ make USE_NETWORK=1これで特にエラーもなくビルドできました。
バイナリはBINディレクトリにできています。ためしにPDP-11のエミュレータを起動してみます。
$ ./BIN/pdp11 PDP-11 simulator V3.9-0 sim>
Simhのプロンプトが出ました。とりあえず動くようです。quitで終了させます。
次からはこのPDP-11エミュレータを使ってVersion7 Unixを動かしてみます。
[関連記事]
- [simh-pdp11]UNIX V7からLinuxにメールを送ってみる
- [simh-pdp11]UNIX V7とLinuxでUUCP(2)
- [simh-pdp11]UNIX V7とLinuxでUUCP(1)
- [simh-pdp11]UNIX V7の日付まわりを修正する
- [simh-pdp11]UNIX V7に外部からTELNETできるようにする part2
- [simh-pdp11]UNIX V7に外部からTELNETできるようにする
- [simh-pdp11] UNIX V7をテープイメージからインストールする
- [simh-pdp11] Version 7 Unixをインストールする
ランキングに参加してみました。クリックしていただければ嬉しいです。
にほんブログ村 |
パソコン ブログランキングへ |
PR
Comment
プロフィール
HN:
zui
性別:
非公開
カテゴリー
最新記事
(09/28)
(09/03)
(08/26)
(07/23)
(05/24)
PR
忍者カウンター