2014/03/11 (Tue) 22:53
以前こちらとこちらの記事でsimhで動くUNIX V7とホストOSのLinuxでUUCPで通信できるように設定してみましたが、UUCPの設定をしていれば、メールの送受信もできるはず、ということで試してみました。
Linux側のMTA(postfix)の設定はCentOSインストール時のままで何も変えていません。
手順は簡単で、まずUNIX V7側で以下のコマンドを実行します。
(今回はrootユーザで試してみました)
mailコマンドの引数で、アドレスとしてcentos6のユーザーuserあてにメールを送るように指示しています。
それからLinux側で以下のコマンドを実行します。以前も書きましたがUNIX V7は着信専用なのでLinux側からつなぎに行っています。
uulogコマンドでLinux側のUUCPログを見ると以下のように出力されていました。
メールは以下のような内容でちゃんと届きました。
ちゃんとPostfixの設定をしていないのでいろいろ怪しいですが、一応届きましたね。
ちゃんと設定すればUNIX V7からLinux経由で外の世界にメールを送ることもできるんでしょうね。ちょっとおもしろそうです。気が向いたらやってみるかもしれません。
UNIX V7のmailコマンドのソースを見ると、宛先に"!"が含まれているとuuxコマンドを使ってリモートサイトのrmailコマンドを起動してメールを送信するようになっています。該当箇所のソースを抜粋するとこんな感じです。
で、よくわからないのが、
UNIX V7にはmailコマンドはあるがrmailコマンドが存在しない、
ということです。 UNIX V7どうしでメールをやり取りしていた時は一体どうなっていたんでしょうか。
Linuxでman rmailを実行すると、以下の記述があります。
4.2BSDがリリースされたのはWikiによると1983年だそうです。
一方、UNIX V7のmail.cのファイル日付は1979年になっています。
う~ん、よくわかりませんね。。。
[関連記事]
Linux側のMTA(postfix)の設定はCentOSインストール時のままで何も変えていません。
手順は簡単で、まずUNIX V7側で以下のコマンドを実行します。
(今回はrootユーザで試してみました)
unixv7# mail centos6!user uucp mail test (Ctrl+D) unixv7#
mailコマンドの引数で、アドレスとしてcentos6のユーザーuserあてにメールを送るように指示しています。
それからLinux側で以下のコマンドを実行します。以前も書きましたがUNIX V7は着信専用なのでLinux側からつなぎに行っています。
linux$ uucico -S unixv7
uulogコマンドでLinux側のUUCPログを見ると以下のように出力されていました。
uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:42.19 7622) Calling system unixv7 (port TCP) uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:42.73 7622) Login successful uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:42.91 7622) Handshake successful (protocol 'g' sending packet/window 64/3 receiving 64/7) uucico unixv7 root (2014-03-11 22:10:43.06 7622) Receiving D.centos6B0008 uucico unixv7 root (2014-03-11 22:10:43.25 7622) Receiving X.mynameX0006 uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:43.34 7622) Protocol 'g' packets: sent 7, resent 0, received 10 uucico unixv7 - (2014-03-11 22:10:43.40 7622) Call complete (1 seconds 139 bytes 139 bps) uuxqt unixv7 root (2014-03-11 22:10:44.41 7627) Executing X.mynameX0006 (rmail user)
メールは以下のような内容でちゃんと届きました。
Message 56: From root@where.localdomain Tue Mar 11 22:10:44 2014 Return-Path: <root@where.localdomain> X-Original-To: user Delivered-To: user@centos6.localdomain Date: Tue, 11 Mar 2014 22:10:44 +0900 (JST) From: root@where.localdomain (uucp) To: undisclosed-recipients:; Status: R uucp mail test
ちゃんとPostfixの設定をしていないのでいろいろ怪しいですが、一応届きましたね。
ちゃんと設定すればUNIX V7からLinux経由で外の世界にメールを送ることもできるんでしょうね。ちょっとおもしろそうです。気が向いたらやってみるかもしれません。
UNIX V7のmailコマンドのソースを見ると、宛先に"!"が含まれているとuuxコマンドを使ってリモートサイトのrmailコマンドを起動してメールを送信するようになっています。該当箇所のソースを抜粋するとこんな感じです。
sendrmt(n, name) char *name; { (略) if (local) sprintf(cmd, "mail %s", rsys); else { if (index(name+1, '!')) sprintf(cmd, "uux - %s!rmail \\(%s\\)", rsys, name+1); else sprintf(cmd, "uux - %s!rmail %s", rsys, name+1); }
で、よくわからないのが、
UNIX V7にはmailコマンドはあるがrmailコマンドが存在しない、
ということです。 UNIX V7どうしでメールをやり取りしていた時は一体どうなっていたんでしょうか。
Linuxでman rmailを実行すると、以下の記述があります。
歴史 rmail プログラムは 4.2BSD から登場しました。
4.2BSDがリリースされたのはWikiによると1983年だそうです。
一方、UNIX V7のmail.cのファイル日付は1979年になっています。
う~ん、よくわかりませんね。。。
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